なんかここだけめちゃくちゃ諦めてない?
バトルもやってるとかなーーーり先延ばしにしそうですしデータやスマホに何かあったら取り返しがつかないのでとりあえず!読んじゃいました。読むだけでもかなり時間がかかったので正直これめ正解だった気もする……。対臨界戦術には納得してないのでマトモにやればそれへのキレにもだいぶ思考を持っていかれそうだった。(戦闘描写をゲームに一任できる点でゲームという手段は利があるなとも実感した)(暗転ですぐ終わる戦闘)
メギド72は6年前の2月(2019年)にダウンロードして、同年9月(7章)から2021年末(9章3節)まではリアタイで進めていました。ポケモンLAの発売でポケモンにだいぶ意識を持っていかれたこととメインシナリオのうんまあ……うん……があり、イベントだけやるのが1年ほど続き(途中で10章突入まではした)、2023年以降はあまり触れられていなかったかたちです。これに加えてうーん、まあ、それ以降に同社スマホゲームの……うん……があったのもあるしあんまりその……素直なファンともいえないですが、とりあえず、物語は見届けないと。と思い、1月から再開していました。
はいというわけでワーーーッと一気にシナリオをぶつけられ……。正直、話には複雑な要素の絡まりがあったり5章以前は読んだのが6年前だったりで全部咀嚼できた感じもしませんが、とても感じることの多いものでした。ハァハァ……もうこんなしんどい話は読まないからな……みたいな気持ちもだいぶある。
感想を語ろうとすると何から話そうか状態になってしまう。情報量が多すぎる。ちょっとずつ思ったことを書いていこう。
①ダムロックまわり
一番放っておけないところ。
ダムロックの道のりは無念で「よくない」終わり方に至ってしまってつらい。それは最後まで主人公には伝わらなかったのがつらい。……というか真相が主人公に伝えられていないのがハッピーエンドとするにはかなり気になる。いつか向き合わないといけない事実である感じもするけど。パイモンにはフォルネウスから伝えられる……のがなんとなく想像つくかもしれない。
ダムロックのサタンに対する行動は「よくない」ものだったけど多分魂を放つタイミングは実際に行ったときのほうがよかったというのがまだ救いか。追放メギドゆえの悲劇も度々描かれていたことだし……。
レアムの「落ち着きがなくて短気」な性格、ダムロック譲りでもあるってことかなあ……。特に主人公と比べるとかなりダムロック似の性格か……。
主人公がどのみちジオの縁者であるらしきことを知る人はもういないんだなあ。ウェパル……。(わざわざジオ縁者匂わせがあったの、ウェパルへの目配せという感じがする。もしかして6章時点では考えてなかった設定なのだろうか)
Rティアマトのキャラストに「ソロモンは塩気が強いもののほうが好き」という描写があるのはジャーマンポテトの件に繋がるんだなあ。
②加入メギドたち
もったいぶっておいて結局こういう印象な気がする!!
なんか……意外だったのが「サタンの株があまり上がらなかった」ところ。マモンとベルフェゴールへの感情移入がつよい結果となったな……?もったいぶって本格登場した二大巨頭は敵に振り回されるのがメインになっちまったよ。(ベルゼブフは最初期からそれ前提だったよ) アツい激突の末にメギド72とのアツい共闘を決めるサタンは!?サタンサンタのクリスマスは!? 一応10章で動いていなかったら全滅バッドエンドでしたが、11章以降の活躍が……。互いに説得失敗してやがる。
バールベリトとエウリノーム、まずフライナイツって別に洗脳されてたわけではかったのか……主が誰でも忠実ってだけなのか……。いいのかそれ?冷静にみればみるほど……いいのかこいつら? 性格的にはバールベリトが仲間になるのもよく分かるけど意外と行動がふわふわしてた。
③蛆
蛆は実体化してみたのが最大の分岐点になった……ってことでいいのかな。
蛆にとって事態を動かしやすくなった……かは微妙なとこでその後の心境変化は実体化ありき。な認識。うーんよくわからん。蛆の実体化、出てきた8章終わりから全然ピンと来てなかったし11章でも「なんでわざわざ」「デメリット大きすぎねぇか」と言われていた。
蛆に対する感触はなかなか掴みがたいとこがやっぱりある。主人公が7章で再会したときには「嫌いになれない」のがハッキリしていたり、苦しめられたベルゼブフも彼を救いたかったガギゾンも最後に蛆に敬意を示したりしたの不思議な感触すぎる。なんだろう……なんだろな……接触と具体化って大事だね……?? ずっと不思議な感じ。
④レアムまわり
フォルネウスが、「そう!それ!」ということばかりを、言っている。
これ実は先に見ちゃってたシーンなのだけど「7章以前だけ知ってるとギャグ」というのはそれはそう。それは……そう……
キャラスト及び8章ではお前何言ってんだ全然わからんこわ何お前何だったフォルネウスをここまで動かしたの、すごい。(その上でカトルスが知性を持たないことを知って衝撃を受けるのなんかいい)
レアムの蘇生というのがハイめでたしで終わることじゃないよと念押しはしっかりされてましたね。蘇生したよハイめでたしじゃキリがないからなあ……。(虚無イベでインプは死んだら終わりであるべきと言ってたな……) レアムの生存はすごく反則なんだよねというのを認識しつつレアムのドキドキワクワクガルド生活に思いを馳せる。
それにしても表情差分アリ+固有ボイス無しというあたり、当初はどういう想定だったんだろうと余計なことも考えたりする。
⑤プルトンまわり
コランとの話は気になることだけど非常に敵対的、思考に触れたラプラスを追放したというあたりどのみち「決して明かされる道はなかった」タイプの話って感じがする。最大のヒントがリリスキャラストなのかな。(リリスキャラスト、なんか……よかった……。暗いけどなんだか綺麗な感じの話)
詳細に明かされることがなかったのでヴィータに対して悪意を向けるようになった具体的なタイミングはよくわからないままだね……。
Bデカラビアのキャラストにも言及があったようなので見返したけどこれ、最初から無差別殺戮を期待してたやつだな……。
それにしても12章は蛆にプルトンにラプラスにと「外見的にはあまり害のなさそうな女性」がめちゃくちゃにしていったな。性癖?
⑥シニュムまわり
鎮魂騎士団との関係性が分からない上にあっさりと最期を遂げてしまうとは。5章から名前を出されていた存在だしホントはもっと尺があったのではという感じもする。
アスモデウスが「あなた」と呼んだだけでもかなりの味がするのでなんかずるい。これは5章からずっとそう。ずっとそうだからずっと気になっていた。雪合戦のくだり良いなー……。アスモデウスはこれまでも色々と意外な挙動をしていた(なんか最早アホっぽいことを口にしたり威容を示すためならけっこう何でもしたりした)けど、雪合戦で勝ったことがなくてそれを口にするのはその中でも特別意外だ……。
⑦そして世界が生まれる
このタイトル、「バビロンの発動によって新世界に作り変えられる」という絶望ニュアンスから「第四世界が生まれた」という希望ニュアンスに変わってて良いな……と。同じものに別のニュアンスを感じられるのって……良いよね。
⑧メギド722
メギド72の続編をね、勝手に考えちゃうよね……。主人公が天寿を全うしてあの物語が「ソロモン王の伝説」として語り継がれているぐらいの頃になってて……。